2009年2月22日日曜日

山下清 展


今日は伊丹市立美術館で開催されている「山下 清展~放浪の奇跡~」を観に行きました。

山下清といえば、「裸の大将」で有名な貼り絵画家ですね。

自分はあのドラマはあんまり好きではなかったので、ほとんど見ていなくて、山下清という画家もただ単に「貼り絵で有名な人」くらいの認識でした。

美術館では子供の頃から亡くなるまでの作品を展示してあり、貼り絵だけでなく、ペン画や油絵や鉛筆画など、様々な作品がありました。初期の頃の貼り絵やスケッチはニ次元的というか、物の形を二次元に変換したよくあるタイプの絵だなぁと思って観ていました。ただ、貼り絵に関しては細部まで相当なこだわりがあり、それだけでもかなり常人離れしてるとは思いましたが・・・

放浪しながら作品を作るにつれ、どんどん作風が変わってきて、ペン画などが目立ち始めました。その頃から二次元的な表現から三次元的な表現(いわゆる写実的)な絵に変わってゆき、精緻でいて素晴しく優しいタッチで描かれるようになりました。このあたりの作風は自分も好きだし共感できるなぁと感じました。展示枚数がかなり多く、見るだけでも結構大変でした。逆にこれだけ大量の作品を描き続けられる精神力がすごいなぁと思いました。


今回展示の最終日だけあり、かなりの入場者でごった返してました。それはいいんだけど、マナーの悪い人が目立ちます。

精緻な絵を間近で見たい気持ちはわかるんですが、絵の目の前にずっと立ってると後ろの人の迷惑になると何故か気づかない人が多い。あと警備が甘いのをいいことに指で絵に触れたり、後ろの人がつかえてるのに平気でパネルの文章に読み耽ったり。小さい子が騒いでも注意しない親がいたり。遺品などの展示物のショーケースに覆いかぶさるように覗き込んで他の人の閲覧を遮ったり。

なんかそういうのが気になって、ゆっくり見れなかったのが残念です。 ふぅ・・・

タグボート

このたび、自分のウェブサイトに作品販売のページを追加しました。
ギャラリータグボートというサイトから購入手続きを行えます。

http://banjyakugahou.web.fc2.com/profile5022.html

「売る」というより、もっと多くの方に自分の作品を見てもらいたい
という想いがありまして。その結果、試しに登録した次第です。
良かったら覗いてみて下さいね。