2011年2月20日日曜日

アルフォンス・ミュシャ展に行って来ました

今日は堺市博物館で開催中の
「生誕150年記念 アルフォンス・ミュシャ展」に行ってきましたよ。
http://www.sakai-tcb.or.jp/info/index.php?id=257

結構昔からミュシャの絵は好きだったので、
堺市の「アルフォンス・ミュシャ館」に行ったりしてたんですけど面積が少なく
ほとんどリトグラフの展示だったんですよね。
でも、今回は本格的な作品展だということで、期待して行ってきました。

初期のリトグラフやその下絵をはじめ、
宝石店装飾のラフや本の挿絵や、晩年の油絵に至るまで
かなりの点数の作品が展示されていました。
肉感的なデッサンや、妖艶なポーズ、精緻な装飾など
ミュシャのこだわりが隅々まで施された作品群は圧巻です。
ポスターを多く手がけているためか、デザイン力は天才的。
幾何学的な図形やアール・ヌーボー調の植物をモチーフにした模様、
そして艶かしい姿態の女性像の絶妙なバランス。
線の処理の仕方が現在のマンガやアニメのそれに通じるものがあり
そういう意味でも非常に興味深く観ることができました。
晩年の油絵「スラブ叙事詩」に至っては圧巻の一言。
光と影の表現が映像的で、今にも動き出すような力強さに満ちていました。

ミュシャに興味あるって方は、必見です!

博物館は、堺市の歴史や古墳の資料などが普段展示されているようで
常設展と特別展の二つが同じフロアに展示されている形でした。
しかし、入場者に「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」って
スタッフみんなで挨拶するのは、ちょっと場違いな感じ・・・・(^^;)

今回ももちろん図録は手に入れました(^^)
お気に入りの図録が増えて満足です。
むふぅ~!(鼻息)